高校生
理科の勉強法
高校理科には、化学・生物・物理・地学等がありますが、まず高 1では「化学基礎」「生物基礎」「物理基礎」から1 科目及び 2科目を学びます。 あなたは今どの科目を履修していますか?そしてあなたは大学入試でどの科目を選択しますか?
高2で「化学」「生物」「物理」へと発展進化しての勉強となりますが、この「○○基礎」がしっかりできていないと高2の授業で辛くなります。 高校理科では総じて“暗記と計算“が、中学の頃と比べてかなりの量になります。
①生物は暗記するべき知識量が多い科目です
生物を他の物理や化学と比較してみると、特徴としては一般的に暗記量がかなり多くなります。数学的な計算が余り必要とされず、授業で習う重要箇所をしっかりと記憶すれば試験での得点率が比較的に安定しやすいと言えます。
覚える量がかなり多く暗記科目と言われていても、単に暗記しただけでは対応できない考察問題もあり、この考察問題が解けるかどうかで「生物」での高得点が取れるかどうかが決まります。生物のテスト勉強をする際にはこのような考察問題の対策にも取り組みましょう。
物理や化学に比べて理解力・計算力があまり問われません。暗記の量が勝敗を分けると言っても過言ではありません。ですからしっかりと暗記する勉強ができれば高得点が望めます。
その反面、生物をマスターしようと思うとかなりの時間を費やして記憶しないといけません。理系学生は数学にも大きく時間を掛けないといけませんし、文系学生は社会2科目に対する暗記も相当必要なので、生物ばかりに時間を使うわけにいきません。
そういった意味では、生物はある程度の点数は取りやすくても、満点を取るのは難しい科目だといえます。
②物理は計算問題が中心。公式は丸暗記せず根本的な理解が必要ですが、コツさえ掴めれば高得点が狙える科目です!
物理を生物や化学と比較してみると、特徴としては一般的に暗記量が少なく、その代わり計算問題が多いです。よって数学的な力が必要となります。
物理は公式の丸暗記では少し問題をひねられると対応できないため、試験で高得点を取るには原理の根本からの理解が必要です。コツさえつかめれば共通テスト高得点が狙える科目でもあります。
暗記量が少ない為、基本事項の応用ができるかどうかで物理の得点は決まってしまいます。ですから物理が得意な人にとっては、物理は他の科目よりも少ない学習量で高得点領域まで学力を伸ばすことのできる科目です。
一方で物理が苦手な人にとっては、理解がなかなかできず、勉強時間を使った割には点数が取れないこともあります。
③化学は計算と暗記のバランスが取れた科目
化学を物理や生物と比較してみると、物理ほど計算力は必要とせず、生物よりは暗記量が多くないといった特徴のある科目です。化学のテスト勉強においては生物に比べると覚えないといけない量は少ないですが、物理と比べると多くの暗記を必要とします。
ただ単に暗記しただけでは対応できない考察問題に加えて、ある程度の計算力も求められます。
化学の勉強をするときは、理論化学から先に取りかかるべきでしょう。理論化学の知識が理解できていれば、有機・無機の基礎も理解しやすくなります。
入試問題においては実験内容に関する問題もよく出るので、テスト勉強の一環としても高校の授業における実験は真剣に取り組んでおくことをおすすめします。
④地学は文系学生におすすめ。短期間で満点を狙える科目!
理系学部の二次試験において「地学」を選択できる大学・学部は少ししかありません。ですので、理系学生には地学をおすすめすることはできません。
文系学部の共通テスト、または一部の理系学部の共通テストにおいては、「地学基礎」はオススメ選択科目と言えます。難易度的に簡単ですし、頑張れば1~2ヶ月でマスターできるからです。ただし、地学の授業を開講している高校は決して多くありません。
その場合は独学で対策しないといけません。また、地学の参考書は種類が少なく、講師数も少なく、地学の講習・講座を受けることのできる塾も限られます。このようにデメリットもいくつかありますが、それでも短時間の学習で満点を狙える科目なので、地学基礎はオススメです。
⑤理科の2科目選択はどうするべきか。物理と化学?それとも、生物と化学?
理系学部を受験する場合、理科2科目が必要になる場合が多いです。大学・学部によっては、「物理と化学の2科目を受験すること」という指定や、「2科目のうち1科目は化学を含むこと」などの指定があります。しかし、理科2科目の選択についての指定が特にない学部を受験する人や、そもそもまだ志望校が決まっていない受験生にとっては、どの2科目を選択すべきか迷いどころでしょう。
実際、みんながよく選ぶ組み合わせというのは「物理と化学」または「生物と化学」のどちらかです。化学は必修となっている高校が多いので、2科目のうち1科目は化学を選択する人が多いということです。化学は決まりとして、もう1科目を物理にするか生物にするかで迷う人がよくいます。
まだ志望校が全く決まっていない受験生であれば、おすすめは「物理と化学」の組み合わせです。なぜなら、この組み合わせだと受けることができる大学・学部の数が最も多いからです。特に工学部に関しては「物理と化学」の2科目必須な場合が多いので、工学部を受ける可能性があるなら物理・化学を選択するつもりでいましょう。選択について特に指定のない大学・学部を受ける人であれば、計算・理解が好きなら「物理」、暗記が好きなら「生物」という選び方をするのも手です。
ただ生物は暗記量が多いのですべて記憶してマスターするのに時間が掛かります。当然他の教科との時間的兼ね合いも考えたときに、生物ばかりに時間を費やすわけにはいきません。
生物が好きで得意な人、物理への苦手意識が強い人ならば生物を選択する方が良いかもしれませんが、それ以外の人は物理を選択する方が無難だとも言えるでしょう。物理はマスターするのに生物ほどは時間が掛かりませんし、コツさえつかめれば高得点も取りやすい科目です。
「地学」に関しては、受験できる大学・学部の種類がかなり少ないです。地学を選択するパターンとしては、志望校がハッキリ決まっている人で、なおかつその学部が地学の選択を認めている場合に限られます。地学講座を開講している塾も限られます。計算問題は少なく、記憶すべきボリュームも生物ほど多くなくてテスト勉強がしやすいので、高い点数を取りやすい科目ではあります。
⑥物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎からの2科目選択。オススメの組み合わせは?
主に文系学部の共通テスト、または一部の理系学部の共通テストにおいて、理科基礎2科目の選択が必要となる場合が多いです。では、どの2科目を選ぶのが最も有利なのでしょうか。 オススメの組み合わせは「地学基礎と化学基礎」または「地学基礎と生物基礎」のどちらかです。
まず絶対に選択すべき科目は「地学基礎」です。地学基礎は計算問題が少なく暗記量も多くないので、理科基礎4科目の中で最も簡単と言えます。高校によっては地学の授業を行わないところもありますが、仮に独学でも地学基礎は高得点を狙える科目です。
もう1科目については化学への苦手意識が無ければ「化学基礎」を選ぶと良いでしょう。化学基礎の範囲はほとんど理論化学なので、計算問題が中心となります。 ただ物理基礎よりは数学的計算力は求められませんし、生物基礎よりは暗記量が求められません。生物基礎は覚えないといけない知識が多い分どうしてもマスターするのに時間が掛かるので、化学が嫌いでなければ化学基礎を選択することをおすすめします。
「生物基礎」に関しては満点を狙える科目ではあります。ただ知識問題が多く、理科基礎4科目の中で最も学習時間を要する科目です。暗記が得意な人や、化学に対する苦手意識が強い人は生物基礎を選ぶと良いでしょう。
「物理基礎」については数学のような計算力が必要です。文系学生で物理基礎を選択する人は少ないです。数学が得意な人であれば、物理基礎を選択するのもありでしょう。
⑦理科のテスト勉強対策講座。定期テストで80点以上の成績を取るための勉強法を研究しよう!
理科は得意な人と苦手な人できっぱり分かれる科目ですが、中間テスト・期末テストの定期テストにおいてはテスト範囲が絞られますので、記憶もしやすく高得点を狙うチャンスです。 定期テストで良い成績を取れると、内申点UPにつながります。また、自信が付きやる気も出ることにより、さらに勉強を頑張ろうとする良いサイクルができあがります。
理科に対して苦手意識が強い高校生だと、どういったテスト勉強をすれば点数を伸ばせるか分からないという声をよく聞きますが、まずやはり軸にするべきなのは学校の授業・教科書です。高校の授業中に先生が解説してくれる重要ポイントは定期テストに当然出やすいので、授業をしっかり聞いているだけでも大きなテスト対策になります。
もちろん、本番の入試問題は定期テストほど簡単ではありませんが、常日頃からの授業・教科書に対する努力は決して無駄にはなりません。
というのも、大学受験というのは複数の科目の勉強を同時進行しないといけないので、学校の授業中に少しでも理解ができていれば時間効率的にも有利です。トータル的にとても効率の良い学習スケジュールを完成させることができるという意味でも、理科は授業中に頑張って理解をしておきたいです。
またもちろん、高3になっていざ本格的に理科の受験勉強を始めようとなったときに、授業中に得た知識を活かしてスムーズに受験勉強に入っていきやすいというメリットもあります。
さて、理科の定期テストで良い成績を取るためには、毎回の学校の授業を大切にし、その日のことはその日のうちに理解する習慣を付けないといけません。そこでポイントとなる勉強法は「予習・復習」です。
まずは“予習”です。翌日の授業で習う教科書の範囲に目を通し、明日どのようなことを習うのかイメージを持っておきましょう。
翌日の授業において理科の先生が詳しく説明してくれますので、予習時点では意味の分からなかった部分を授業中にきちんと学ぶことができます。予習をせずに授業を受けている他の生徒たちに大きく点数の差を付けることができます。
次に“復習”です。予習をしていったことで授業の内容が理解しやすかったでしょうが、安心するのはまだ早いです。
今日の授業で習った内容は、帰宅後に復習をしましょう。疲れて帰宅する日もあると思いますが、5分~10分でも構わないので教科書・ノートの内容を見直すなどしておきましょう。そうすれば全く復習しなかった場合と比べて、理解が深まり記憶が定着しやすくなるはずです。
⑧理科の入試問題に最適な問題集・参考書とは?
理科の入試問題を解く力を付けるにあたって最適なものは教科書です。ほとんどの大学の入試問題に共通して言えることが、教科書の内容を参考に問題が作られており、教科書の内容を徹底的に理解することが合格点到達への一番の近道だということです。
もちろんトップ大学の入試問題では思考力の問われる初見問題が出てきますが、教科書で基礎の土台を作れていれば、入試本番で初見の問題にも対応できる力が付きます。
そして、自分の受ける大学の過去問演習もとても重要です。大学によって、校風も異なれば、どのような学生に入学してほしいかも異なり、それらの特徴が顕著に表れているのが入試問題です。ゆえに、その大学の過去問演習にみっちり取り組んでいくことこそ、ベストな志望校対策となります。
ただ教科書というものは硬い文章で書かれているので、参考書の方が読みやすくて分かりやすいと感じる人もいるでしょう。教科書を読むのが苦手だという人は、噛み砕いた文章で説明をしてくれている参考書を1冊手元に置いておいた方が良いかもしれません。
また、ドリームには24時間視聴可能な解説動画もあります。理科の分からない部分に対して繰り返し何度も学習できる点が魅力です。
⑨高校の理科で使用されている教科書の採択表はこちら
全国の高校で扱われている理科の教科書採択表は以下の通りです。
※ドリームの理科対策では、教科書準拠の対応はしておりません。ただ、理科の各科目は教科書の種類が少なく、すべての教科書で学習する単元はほぼ同じです。単元ごとの要点学習を行う授業対策とそれに関連する大学受験対策で、効率的な学習が可能です。
物理基礎
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東京書籍 | 改訂 物理基礎 改訂 新編物理基礎 |
実教出版 | 物理基礎 新訂版 高校物理基礎 新訂版 |
啓林館 | 物理基礎 改訂版 考える物理基礎 考える物理基礎 マイノート 新編 物理基礎 |
数研出版 | 改訂版 物理基礎 改訂版 新編 物理基礎 |
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物理
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東京書籍 | 改訂 物理 |
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啓林館 | 物理 改訂版 総合物理1 様々な運動 熱 波 総合物理2 電気と磁気 原子・分子の世界 |
数研出版 | 改訂版 物理 改訂版 総合物理1 力と運動・熱 改訂版 総合物理2 波・電気と磁気・原子 |
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化学基礎
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東京書籍 | 改訂 化学基礎 改訂 新編化学基礎 |
実教出版 | 化学基礎 新訂版 新版化学基礎 新訂版 高校化学基礎 新訂版 |
啓林館 | 化学基礎 改訂版 新編 化学基礎 |
数研出版 | 改訂版 化学基礎 改訂版 新編 化学基礎 高等学校 化学基礎 |
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化学
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東京書籍 | 改訂 化学 改訂 新編化学 |
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啓林館 | 化学 改訂版 |
数研出版 | 改訂版 化学 新編 化学 |
第一学習社 | 高等学校 改訂 化学 |
生物基礎
出版社 | 教科書 |
東京書籍 | 改訂 生物基礎 改訂 新編生物基礎 |
実教出版 | 生物基礎 新訂版 高校生物基礎 新訂版 |
啓林館 | 生物基礎 改訂版 新編 生物基礎 |
数研出版 | 改訂版 生物基礎 改訂版 新編 生物基礎 |
第一学習社 | 高等学校 改訂 生物基礎 高等学校 改訂 新生物基礎 高等学校 生物基礎 高等学校 新生物基礎 |
生物
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東京書籍 | 改訂 生物 スタンダード生物 |
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啓林館 | 生物 改訂版 |
数研出版 | 改訂版 生物 |
第一学習社 | 高等学校 改訂 生物 |
地学基礎
出版社 | 教科書 |
東京書籍 | 改訂 地学基礎 |
実教出版 | 地学基礎 新訂版 |
啓林館 | 地学基礎 地学基礎 改訂版 |
数研出版 | 新編 地学基礎 地学基礎 |
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地学
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学校の定期テストは、今あなたが学校で使っている教科書からしか出題されません。
教科書の重要ポイントが分かっていれば、それを宿題の「自学ノート」に書き込んでいくことで、定期テストの勉強と宿題を同時にこなせて一石二鳥です。
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